velocraft流スモールサイズスポルティーフ作り vol.1

velocraft流スモールサイズスポルティーフ作り vol.1

身長140cm前半のお客様より、TOEIスタンダードのスポルティーフのご注文を頂きました
まだお若い女性の為、これから身長も伸びるであろう想定で若干大きめサイズで製作して、150cm台前半の方に合わせたフレームサイズ
各パーツで現在も乗れる(乗りやすい)サイズに調整をしていきます

身長が大きい方は、5mmや10mmのフレーム寸法の誤差は気になりませんが、小さめサイズの場合には5mmのズレが命取りになりかねませんので、TOEIスタンダードでは普段行わないCADを使いフレーム寸法を割り出しています
合わせて、使用出来る部材にも変化が生まれますので、この部材なら製作が可能・不可能を見極めていきます

例えば、TOEIオリジナルリアエンドはホイール直径等にもよりますが、フレームサイズが530mm程度の時に一番ピッタリ来る様に製作されていますが、今回のフレームは450mm(TOEIエンドはフレームサイズ480mm位が限界のサイズとなっています)
通常はシングルアイレットの場合にはTOEIオリジナルエンドを使用しますが、今回はタカハシ型と言われるダブルアイレットタイプの65°角のエンドをダボ1か所切り落として使用します

ラグ付きにもしたかったですが小さめフレームサイズはシートアングルを立たます しかしスタンダードのシートラグは74°で決まっています
スタンダードフレームでは誤差2°までは対応していますので、72~76°の間にする必要がありますが、今回はシートアングル75°でトップチューブを2°スローピングさせていますので77°のシートラグ角度となります

その為、今回はラグレス仕様としました
※スタンダードフレームでも、場合により使用可能な場合もありますので、都度ご相談ください
フルオーダーの場合にはオリジナルを使用する等、角度は自由に設計可能です

 

大槻の指定した設計は上図の通りなのですが、東叡社が一手間加えてくれました
いつも、そうしてくれる訳では無く「気紛れ」の部分もあるかと思いますので、スタンダードフレームの場合には「指定」することは出来ません 予めご承知置きください

今回はシマノ・ロードレーサー用サイドプルブレーキを使用し、本所工研のH35泥除けを装着するのですが、ロードレーサー用のサイドプルブレーキはクリアランスがスポルティフでは一般的な57mmサイドプルブレーキと比べて52mmと極端に狭くなっています
勿論、制動力は非常に強力です

その為フォークブレードを一般的なΦ23mmOVALでは無くΦ24mmOVALに変更されており、強力な制動力に対応させていますしクラウンの厚みが15mmと極端に高さの低いクラウンを採用し、少しでもクリアランスを稼いでくれています
一般的なクラウンは厚み約18mm位ですので、約3mmの余裕が生まれました
そのおかげで、組付けが大いに楽になります

まずは、フレームのネジ部をサラって下処理から開始、次回以降組付けに入っていきます
※オーナー様のいるフレームですので、短期間で組み付けていきますので、3回シリーズ程度で組み上がる予定です

店舗案内カテゴリの最新記事