velocraft流スモールサイズスポルティーフ作り vol.2

velocraft流スモールサイズスポルティーフ作り vol.2

自転車の組立てルーティンはいつも同じ
フレームの下処理をしたら、ホイールを組んでタイヤとフレームの相性をチェック

今回当初はパナレーサー・パセラの650Cを予定していたのですが、意外とパセラのタイヤが太めだったので、同パナレーサーのクローザーにチェンジさせてもらいました
スリックタイヤで、重量も軽いので機能的にはこちらの方が優れているのですが、ちょっとモダンな印象になってしまいました
パーツ類はR9000系デュラエースを使用するので、相性はコチラの方が良いかもしれません(言い訳)

泥除けは細身タイヤ時の定番、本所H35を使用します
H35は700C用と451用の2種類はvelocraftでも用意出来るのですが、650C用は用意出来ません

650Cの半径から考えて26インチ用よりも24インチ用が適当なので、本来ならH35-24Nがベストマッチ
しかし、入手出来なければ話しにならないので、今回は700C用を使用します
上写真をご覧頂ければ解りますが、カーブは全く合っていません

そこで、泥除けのカーブを曲げ直すのですが、通常の僅かな調整程度でしたら、泥除けを左右に広げることで簡単にカーブ調整出来るのですが、今回、大胆にカーブを調整し直す必要があるので、泥除けの左右を広げるだけでなく、いくつかの行程を経て曲げ直し
いつもの5倍位の時間を掛けて、ジックリ調整です

その他小物はお任せでオーダー頂いておりますが、まず輪行を重視されているお客様なので、泥除けは分割加工が必須
その為、通常H35はΦ4mmステーを使用することが多いのですが、H30用のΦ5mmステーを使用して輪行時の変形を考慮に入れました

勿論、ダルマネジ1本止めでは、ダルマが回転してネジが緩みますから、細身の泥除けとは言え確実に固定出来るダルマ2本止めで固定しています
フレームエンドのダルマネジは、後側は泥除けが簡単に外せる様に環付きダルマネジとし、前側は外すことも無いので、アーレンダルマを使用しました

泥除け分割金具も自作品を使用しますので、分割金具も環付きネジを採用して工具無しで作業出来る様にしています

後は、いつも通り取り付けるだけ・・・なのですが、小さめサイズのスポルティーフは色んな箇所のクリアランスがギリギリ
勿論、ギリギリになる様に設計&指示を出しているので当たり前なのですが、ボルトの長さ調整やブレーキシュー位置なども含めて、1~2mmの誤差が命取りになる箇所もあるので、いつもよりも時間を掛けて作業しました

たとえば、ブレーキアーチとキャリアのクリアランスをご覧ください
ココは1mm狂ったらOUT!!なシビアな部分
泥除けとキャリアの間に入れる革パッキンも薄い物を自作で対応

ちなみに見ためのバランスを考えて、泥除けに取り付けるタイプの小さめフロントキャリアを採用していますが、お客様から「泥除けに止めるだけで、強度は大丈夫?」とご質問を頂くことがありますが、泥除けの裏側にステンレスステーを入れていますので、カンチブレーキ用のキャリアと比べて同じとは言えませんが、充分な強度を持っています

勿論、こんなパーツ市販品はありませんので、自作で対応しています
見えない部分ですが、こんな箇所で自転車の良し悪しの一部が決まってきますよね

さて、ホイール&泥除けが付いたら、後もう少し!!
続きます・・・

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