【なんとなく考察】ツーリングバイクにおけるチューブレスタイヤについて

【なんとなく考察】ツーリングバイクにおけるチューブレスタイヤについて

最近のスポーツバイクのトレンドとして、タイヤのチューブレス化が急激に進んでいます
チョット前まではMTB専用という感じでしたが、ロードバイクでも当たり前のシステムになりましたし、パンクしにくいという特徴からデイリーユースのクロスバイク等にも採用されるお客様が増えてきました

またチューブレスと言っても、単純にチューブを省いて密着性を高めたタイプは主流から外れ、現在は一般的にチューブレスレディと言われるチューブレスタイヤよりも軽量な専用タイヤにシーラント(バンク修理剤)と言われる液化ゴムをタイヤ内に封入し、僅かなエア漏れをシーラントがタイヤ内に固まることで防止するタイプが主流です

チューブレスレディにするには、基本的に専用のリム・リムテープ・タイヤそしてシーラントが必要ですが、近年はチョットしたロードバイクやクロスバイクを完成車で購入すると、対応品が付属していることも多くなりました

チューブレスレディの特徴(メリット・デメリット)を挙げると・・・
・タイヤに穴が開いても小さい穴(数ミリ)ならシーラントが塞いでくれる
・タイヤとチューブの摩擦抵抗が無くなるので、転がり抵抗が小さくなる
・リム打ちパンクのリスクが減るので、空気圧が下げられる
・シーラントには寿命があり、半年程度でシーラントを追加する必要がある
・タイヤ交換を頻繁に行う場合には毎回シーラントを入れ直す手間が掛かる
・タイヤのハメ合わせが製品により硬い場合がある

こんな感じでしょうか
但し、万が一シーラントで防ぎきれない大きな穴が開いても通常のクリンチャータイヤ用のチューブを入れることで対応は可能ですし、チューブレスレディは本当にパンクしにくくなります
タイヤの着脱が固くて大変という声もありますが、マビックのUST規格などはクリンチャータイヤ比べても殆ど差がありませんから、製品の相性等に気を付ければ、さほど気にならないとと思いますし、専用のタイヤレバーも色々販売されています(大槻はシュワルベ製をお勧めします)

パンクリスクが大幅に減って、転がり抵抗が軽くなり、空気圧を下げてクッション性を挙げられるなんて、ツーリング中においても優位的ですから、ツーリングバイクにも採用したくなりますよね
ツーリングバイクにおけるチューブレスレディ化について考えてみました

写真はジャパンバイクテクニークで使用したチューブレスレディ対応リム「DT・XR331」ですが、カラーはブラック
ツーリングバイクらしいシルバー系のリムがなかったので、手で磨き上げました
いちいちブラックアルマイトを落としてシルバーポリッシュにするのは手間が掛かりますし、メーカー保証も受けられませんからユーザーが使用するのは現実的ではありません
現状ブラックカラーリムで制作するしかありませんが、徐々にシルバーの製品も出始めてはいる様です(veloorange等)

オープンサイドやブラウン系サイドのタイヤもパナレーサー等で出始めていますが、650Bサイズは、まだまだツーリングに使いやすいサイズは限られますし、650Aや26HEは殆どチューブレスレディタイヤはありません
やはり700C中心にはなってしまいますが、適当なタイヤがある場合には充分活用出来そうです

見ため以外ですと、輪行はどうでしょう
電車輪行では全く気にすることはありませんが、飛行機輪行では注意が必要です
近年は液体の荷物についての規制が厳しくなっていますから、シーラントが引っ掛かる可能性があります

大槻が実際に試してみたことが無いので、航空会社の1社に問い合わせてみました
結論から言うと預け荷物としてなら問題は無いとのことでした

シーラントの成分(天然ゴム)を伝え、可燃性では無いことを確認してもらい、タイヤに空気が入っていないとビートが落ちて液体が漏れ出てしまう可能性があること等を伝えた上での「OK」でしたので、間違いは無いと思います

しかし、空港での係員の対応によっては、ダメと言われる可能性も残されています
実際に大槻が飛行機輪行する際に、何度か抜かなくても良いはずの「タイヤの空気を抜かなければならない」と言われることが最近でもあります
そういった場合に抗議すれば、対応可能になる場合もありますが、突き放されてしまう可能性もあります
チューブレスレディタイヤなのでシーラントの問題で受け付けてくれなかったという話しを聞いたこともありますし、全くチェックされずに預けられたというお客様もいらっしゃいます
航空会社によっても対応が分かれるかもしれませんので、最終的には個別の要件もあると思うので、各自で確認して頂くしかありません

そういったことを踏まえると飛行機輪行をする方は、今のところチューブレスレディは避けておいた方が良いかもしれません
走行フィーリングやパンクリスクよりも輪行出来ないリスクの方が遥かに重要ですからね

問い合わせた航空会社のサービスセンターでは、シーラントの存在も知らない様で確認に手間取っていましたから、チューブレスレディの採用は、もう少し時間が経って普及も進んでからが良さそうです

結果、ツーリングバイクにおけるチューブレスレディの扱いについては、飛行機輪行がせずに、適切なタイヤサイズがある場合にのみ、メリットの方が多そうです

該当する方は是非使用してみてください
velocraftでは現状商品の展開はありませんが、良いチューブレスレディシステムを探してみます

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