velocraft流シェラックニスバーテープ 後編

velocraft流シェラックニスバーテープ 後編

velocraftで通常行うコットンバーテープへのニス塗り方法ご紹介の後編

まずは、ニスを制作する為にシェラックを用意しますが、残念ながらvelocraftでは通常単品販売しておりません
ユーザー様が入手される場合は、アコースティックギターの工房や部材販売店、アンティーク家具のレストア工房・画材店等で入手が可能ですが、そんなお店が近くにあることは少ないですよね

現在はネット通販が浸透していますから「シェラック フレーク 販売」等と検索して頂ければ、通販ショップが色々と見つかるはずです
そうすると、検索結果には「ワックスがドウノコウノ・・・」「ブロンズ・アンバー・ガーネット・・・」っと色んな種類が出てくると思いますが、「オレンジ」と書いてある物を選んで頂ければOKです
仕上がりが茶色くなるので、「ブラウン」「ブロンズ」といった色を選びがちですが、これらは精製されて色が薄くなっているので、色合いを薄めにしたい方以外はお勧めしません

その他必要なモノは、無水アルコール(殆どのドラックストアで入手可能です)塗布する為の筆・刷毛(あまり大きな刷毛は使い難いので、小さめがオススメ)・ビーカーや計量カップ・秤となります

まずは、シェラックをビーカーに入れて重さを測ります
シェラックとアルコールをどの程度の割合で入れれば良いかですが、結構適当でも大丈夫です

velocraftでは過去に色々試しましたが、シェラック24gとアルコール100gがベストバランスかな?っと思っています(業界用語では2カットと呼びます)

秤にビーカーを乗せて0点合わせ・シェラックを24g入れたら、アルコールを100g入れる
それだけです 簡単ですね

一晩置いて、軽くかき混ぜればコンナ感じに出来上がります
一晩も待っていられない!という方は、グルグルかき混ぜれば早く混ざりますが、最初は「本当に溶けるのか?」と心配になる位最初は溶けにくいので覚えておいてください

モチロン、長時間置いておく際は、アルコールが揮発しない様にフタをしておきましょう

作業する場合はフレームからハンドル周りを取り外して、作業がしやすい様に別の台に固定します
塗布中にどうしてもニスが垂れてしまうこともありますので、フレームが汚れてしまいます
垂れてしまっても、爪でカリカリすればニスは取れるのですが、シミになることもあります
モチロン、床に垂れても大丈夫な場所で作業しましょう

イチイチ専用の台を用意するのも大変ですが、なるべく作業環境が良くなる様に工夫してください
どうしても難しければ、フレームに付けた状態で構いませんが、ビニール袋等で工夫してフレーム等を守ってください

1回目を塗り終わったところです
最初はコットンバーテープに染み込ませる様に限度はありますがタプタプに塗布してください
ムラにならない様にも気を付けましょう

1回塗ったら、乾くまで少し待ちます
時季にもよりますが、通常は30分も待てば充分です

この後は、「塗っては乾かし、塗っては乾かし」を繰り返していきますが、最初と違い薄めにサーッと塗っていきます

写真は7回程重ね塗りをした状況です
5~6回目になると、コットンがニスを吸い込むことが無くなり、バーテープの上にニスを載せていく様な作業に切り替わってきます
徐々にツヤが出始めることですが、刷毛の抜け毛も気になりだす頃でもあります
バーテープに抜け毛があったらピンセット等で1本1本取り除いていきます
但し塗り重ねていくと、そんなに気にならないとも思いますので、気になったら程度で充分

作ったシェラックニスを全部使い切ると、こんな感じに仕上がります
塗り重ねた回数は13~15回程になるはず

塗り終わったら、完全に乾くまでジックリと待ちましょう
塗り重ねるのに待つ時間は30分程ですが、芯の部分はこの程度ですと乾き切りません
乾き切る前にライディングすると、バーテープがずれ易く、せっかく時間を掛けて作業したのが、無駄になってしまいます
少なくとも一晩、出来れば2晩程待ってから、ブレーキレバーを取付けて乗りましょう

シェラックニス塗りのバーテープは通常10年以上は長持ちしますが、使っていれば、どうしても転んだり倒したりしてバーテープに傷が付いてしまいます

そんな時は少量のシェラックニスを作って、上から重ね塗りして補修してください

完璧な状態にはなりませんが、「それも風合い」という程度にはなります
人によっては10年使って、求めていた風合いのバーテープになったという方もいらっしゃいます

是非、ご自身でもチャレンジしてみてください

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