こんな旅自転車作りました(TOEI スタンダード パールホワイト 700x23C ツーリングロード)

こんな旅自転車作りました(TOEI スタンダード パールホワイト 700x23C ツーリングロード)

TOEIスタンダードフレームはツーリングバイクだけでなくロードバイクも製作されています

ツーリングバイクではフォークが細めのΦ23mmパイプを使用しますが、しっかりと走る為のロードバイクは強力なサイドプルブレーキを装備することが殆どです
そのため、泥除けのクリアランスを気にする必要が無いので、Φ24mmパイプで強力なブレーキ制動力を受け止めます
クラウンもなで肩のロードバイク的なタイプを使用しています

そんなTOEIスタンダードロードバイクは、特に指示をしない限りピュアなロードバイクでは無く、ツーリング的要素を持ったスケルトンとなっていることはご存じでしたか?(細かな寸法は割愛します)

東叡社の山田代表も「ウチのロードはツーリング向け」とハッキリと仰っていましたので、間違い無いでしょう

ピュアなロードレーサーもお作りすることは出来ますが(レイノルズの超軽量素材853・725のダブルオーバーサイズパイプを中心にインテグラルヘッド・カーボンフォークというフレームも東叡社に製作してもらった実績もあります・アレは完璧に「レーサー」でした!)今回のご要望もツーリング的な用途を意識しています

上写真をご覧頂けますとシートピラーの突出しがツーリングバイク的に短いですよね
シートチューブ上端~サドルレール中心まで約8cmの付き出し(シートチューブ上端~サドルトップまで約14cm)
ステムは逆に、実際にはもう少し下げるのですがはニットウNPステムはMAXまで上にセッティングしています

このセッティングにすると、おおよそですがサドルトップの地上高とハンドルバートップ(ハンドルバー直径の中心ではありません)の地上高が同じになります
つまり、ハンドルとサドルの高さが水平になるということ
自転車のフレームサイズ選びや乗車姿勢にとってサドルとハンドルの高さの垂直方向の差は非常に重要ですから、このセッティングを覚えておくと何かと便利ですよ

例えば、ハンドルをサドルから〇〇cm下げたい(上げたい)等の場合に、シートピラーの出しろと、ステム首の出しろからおおよその数値が割り出せると思います
※但し、ホリゾンタルフレーム・一般的なラグ形状・ヘッドパーツにハイコラム無しの場合に限ります
※NPステムは約6cm下げることが可能です

また、ステムをどれだけ上に出すかで、乗り味も変化していきます
ステムのシナリは結構大きくステム首が大きく付き出している場合には手に掛かるショックが少なくなる変わりにブレーキング時やダンシング時にしなり過ぎて安定感(しっかり感)が無くなります
ステム首を根元まで埋めるとシナリが減り路面の振動を広い易くなりますが、無駄なシナリが無くなり挙動が安定しますし、路面からの情報量も増えて状況が掴みやすくなりスリップも減ると思います
※だからルネエルスの自転車はステムが根元まで埋まっているのだと思っています

大槻が自転車を設計・販売する時に以前から重視しているポイントで、10年位前の枻出版社のMOOKにも書いた記憶があります(たぶんですが・・・)

パーツ類はvelocraftとしては定番の組み合わせでグランボア製ホイール一式・ニットウ製ハンドルやピラー類・ダイアコンペ製のブレーキ回りにマイクロシフト製ディレイラ―郡・クランクはTA社5VISに46-34T・スプロケットはシマノ12-25Tと平地優先でキツイ上り下り用の重たいギアと軽いギアは省いています
TAのチェーンリングを選ぶことでリアギアは8Sを選択することになるので、通常はシマノのWレバーSL-R400を使用したインデックスを使用するのでしょうが、今回はあえてフリクションのダイアコンペ製Wレバーを採用して、操作する楽しみを残しています

ハード過ぎないコースを快走出来る仕様になっていると思いますし、ストリップの自転車は輪行も楽々

オーナー様はベテランのサイクリストですので、ランドナーと使い分けてサイクリングを楽しまれるそう

どうぞ、良い旅を・・・

【参考価格】約40万円(お持込のサドル・ペダルを除く)

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