【なんとなく考察】最近のロード系モデルの傾向がツーリング車化している気がする

【なんとなく考察】最近のロード系モデルの傾向がツーリング車化している気がする

まだ大手メーカーに限った話しですが、2021年の新作が続々発表されていますね
今年は各社とも発表会・展示会は行わずWEBサイト上での発表が続いており、販売店とユーザーが同じタイミングで新作を知ることになることが殆ど
ショップ店員よりもユーザーの方が新作に詳しいなんてこともしばしば起こっていると思います(お恥ずかしい限りです・・・)

既に知っていらっしゃる事も多いと思いますが、大手マスプロメーカーの2021モデルを「ツーリング」というカテゴリーに絞って大槻が感じていることをツラツラと・・・

以前から日本のマーケットはロードバイクが中心になっていますが、サイクリング・フィットネスに使用する方が、多い傾向があります
最近(20年位前から)はロードレース専用の自転車では無いからロードレーサーでは無くロードバイクと言う様になりましたよね

それでも、レーサーとしての名残を色濃く残している自転車が多くタイヤは700Cの23~25mm幅でレーサーと同じ
ツーリング向けや長距離向けとしてエンデュランス(我慢・辛抱・忍耐と言う意味です)ロードバイクというカテゴリーもロードバイクの中で生まれましたが、それでもフレームの剛性感調整とハンドル位置が高いという程度で、荷物を車載するツーリングバイクとは言えない仕様で、やっぱりレーサーという概念から外れてはおらず、初めてや久しぶりのスポーツバイクという方ですとレーサーとエンデュランスの差は解らない程度の差だと思います

しかし昨今のグラベルバイクブームで太いタイヤ(30mm以上)の認知度や使いやすさが再認識されてきていると感じています
グラベルと言っても砂利道を走るだけが目的の用途では無く、キャリアや泥除けが付けられるから等、ツーリング目的でご購入される方が過半数を占めています(弊社CWS吉祥寺の場合)

しかし、そうするとグラベルバイクのアイデンティティーでもあるオフロード走行感は関係無く、ブロックパターンのタイヤや幅広いドロップハンドルはデメリットとしてはたらくことも多くなりますので注意

そんなことを全て加味すると、今求められているのは「太いタイヤがハメられて、フル泥除けとキャリアが付けられて、モダンなロードバイクの外観を持った自転車」なんだと思います

前置きが長くなりましたが2021年モデルには、そんなモデルが多く登場してきました

まずは、CWS吉祥寺で最も多く扱っているアメリカ・トレックの「ドマーネAL DISC」シリーズ

標準タイヤサイズは700x32Cですからクロスバイクやランドナーと同じ程度ですし、専用フル泥除けの取付けが可能ですし、ダウンチューブ2か所・シートチューブ・トップチューブ各1か所の計4か所ボトルケージが取付け可能に

勿論全てにボトルを取付ける訳では無く、ストレージとしても使用しますのでサドルバッグ程度の荷物なら対応可能

先述の通り、フル泥除けもリアキャリアも装備可能ですので、ランドナー~ツーリズム的な仕様目的にも合致します
モダンランドナーとも言える装備となっておりますが、スタイルはロードバイク
これぞトレンド!だと思いますし、実際に使いやすいでしょうね
エンデューロやマスドスタートのロードレースにも使えるし、日本1周ツーリングにも使えます
バイクパッキングとの相性も良さそうです

価格も最安のAL2DISCなら¥115,500-(10%税込)からですし、安価な2モデルならディスクブレーキがワイヤー式ですので、輪行の不安もありません
制動力は油圧式のブレーキが良いですが、メンテナンス性やトラブル回避という面では、機械式の方が良いと思います
走行性能だけでなく、メンテナンスに掛かる時間や費用も含めた性能で考えると油圧式よりも機械式の方がツーリングには優れているとも言えます

世界最大の自転車メーカー・ジャイアントにも似た様なタイプ「コンテンドAR(オールロード)」は最大38mmまでのタイヤ幅のクリアランスを確保しています

アメリカキャノンデール「CAAD13disc」はタイヤ幅は標準で28mmですが、ラゲッジ用の大型ボトルケージが取り付けられる3つ穴タイプのボトルケージ台座を装備していますし、モチロンフルフェンダー用のダボもシッカリ装備されています

ジャイアントとキャノンデールは2020年から継続で販売されていますが、マイナーチェンジを施して2021モデルにも継続されて販売されています

2019年・2020年はグラベルバイクでツーリング的な用途もお勧めしてきましたが、上記モデルの様にロードバイクをツーリング・サイクリング向きに特化させたタイプが自転車ツーリングの主役に躍り出そうな勢いですね
これからは、アラヤ工業さんのツーリストの様なトラディショナルなツーリングバイクは勿論お勧めしていきますが、モダンなツーリングバイクとして、海外大手メーカーの自転車も良さそうで(CWS吉祥寺では)お勧めしていこうと思います

実際、velocraftの実店舗とも言える「CWS吉祥寺」ではこれらのモデルが爆発的に人気が伸びています
ロードバイクというカテゴリーの中にありながら、仕様用途が完全にランドナーという感じですね
無理にカテゴリー分けをする必要も無いのですが・・・

但し、この様な自転車でツーリングをする場合にはいくつか注意が必要です

・ホイールベースが短い
更に、タイヤが700cの太めサイズが付いていますから、トゥークリアランス(つま先~前輪後端部までの距離)が非常に狭くなっています
JIS規格ではペダル軸中心~前輪(又は前泥除け)後端部100mm以上のクリアランスを必要としますが、殆どのサイズでこの条件を満たしていません(JIS規格に準拠していなくても違法ではありません)
よほど身長の高い方以外は、つま先がぶつかってしまいます
泥除けが付いていない場合は気持ちは良くありませんが、シューズが削れるだけで事故に繋がる可能性は少ないのですが、泥除けを付ける場合にはステーの出っ張りにシューズが引っ掛かってしまい転倒するリスクが高まります
「カーブを曲がる時は必ず脚を止めて外脚荷重」というロードバイク的な乗り方をマスターする必要がありますので、ご注意ください

・アルミフレームが多い
アルミはスチールに比べると柔らかい素材です(フレームとしての剛性感の話しでは無く、素材としての特性です)
エンドやフレームパイプの途中にキャリアや泥除けを取付ける為のダボ穴はアルミフレームやカーボンフレームではアルミで出来ている場合が殆どです
輪行等で、キャリアや泥除けを取り外すことを繰り返すとダボのネジが段々と傷んでしまいます
特に輪行は作業を外で行いますし、電車の時間を気にしたり、早く出発したかったりと、ついつい焦ってしまいネジをナナメに入れてしまうことも
輪行を多用することの多い日本のツーリングでは、特に熟考してください
本当に泥除けが必要なのか、リアキャリアは必要なのか、フレームがどうしても弱い素材なので、なるべくネジを締めたり、緩めたりを繰り返す事には向きません

用途や輪行方法・バッグ等をキッチリと矛盾が無い様にシステムが組めれば、良いツーリングバイクになりそうです

っで、グダグダと書きましたが、結局何が言いたいかというと、「大槻がトレック・ドマーネAL」を買っちゃったということ
納期は11月予定ですが、楽しみ!!\(^o^)/
アルミフレームは15年ぶり位かな??

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