ステンレスボルト&ナット

ステンレスボルト&ナット

泥除けやキャリアの取付けでは、専用部品以外の汎用ボルトやナットは付属していないことが殆ど

ネジ屋さんやホームセンターさん等で、別途必要サイズをご用意頂くのですが、イマイチ使いやすいボルトが入手出来なかったり、最少販売個数が多すぎたり、どれが使いやすいのか悩んでしまったりしてしまうもの

そこで、非常に限定的な扱いではありますが、velocraftで泥除け取付けとキャリア取付けで良く使うサイズをご用意致しました

ステンレス(-)M5ボルト

泥除けをフレームに取り付ける場合、フォーククラウン&シートステーブリッジ&チェーンステーブリッジの3か所に隠しネジをフレームに取り付けてM5ボルトで固定するのが基本

特に気にしなければアーレンキ―で固定するキャップボルトで用は足りてしまいますし、velocraftでもそうすることが多いです

しかし泥除けの裏側にあるということは、泥はねの影響がモロに出てしまい、工具が入る穴に泥が詰まってしまうこともあります
工具が揃っている環境ならキリみたいな先端の尖った工具で掻き出してあげればOKですが、出先ではナカナカ難しいと思います

そんな時の為にマイナスドライバーで固定しておけば、ドライバーの先端で簡単に掻き出すことが可能です

また、歴史的にもマイナスドライバーで固定していた黄金時代にも即していると思います

そんなボルトをご用意致しました
サイズはM5x12mmですので、3mm~5mm程の革パッキンを使用して泥除けを付けた場合に丁度良い長さにしています

ステンレスM5低頭ボルト

歴史的や見ためでマイナスドライバーで固定するタイプが良くてもトルクが掛けにくいマイナスドライバーだと抵抗がある方も多いと思いますし、タイヤと泥除け取付けボルトのクリアランスをなるべく多く取って泥つまりを軽減したい場合の為に低頭ボルトもご用意致しました

3mmアーレンキーで固定してください

ステンレスM5第3種ナット

ダルマネジをリア右エンドに固定する際に、近年の多段化されたスプロケットではトップギアに入れた時にチェーンとダルマネジのナットが干渉してしまいます
その為に、通常のナットよりも薄いタイプのナットを使用してクリアランスを稼ぐ必要があります

東叡社のダルマネジは元々同タイプのステンレスナットが付属しているので、気にすることは無いのですが、他社のダルマネジを使用する場合には別途用意する必要があります

ステンレス菊座金

ボルト&ナットでは通常何かしらの緩み止めを施す必要があります
緩み止めにはスプリングワッシャーやロックタイトやナイロンナット等様々な方法がありますが、トラディショナルツーリングバイクでは菊座金やギザワッシャーと呼ばれる緩み止めが一般的です

ご用意しているものは、正直恰好良い菊座金とは言いにくい形状なのですが、入手性の良さで妥協しています

細かいパーツですし、もっと入手しやすいボルト類でも充分対応は出来るとは思いますが、御入用の際は是非、ご検討ください


ところで、なぜステンレス製で揃えたのでしょう?

上写真をご覧ください
左から、今回ご紹介したマイナスボルト・同マイナスボルトを軽くヤスリ掛けしたもの・スチールのボルトをバフ研磨しクロームメッキを掛けたもの

トラディショナルツーリングバイクの世界では「メッキスチールパーツ」「バフ掛けアルミパーツ」が尊ばれる傾向が強いと思います

しかし、上質なメッキが施されたボルトは簡単に入手出来る訳ではありません
スチール製のボルトを入手して、元々施されている質の悪い表面処理(ユニクロメッキやリン酸皮膜処理等)を一旦酸洗いして落とし、メッキが輝く様に下処理をして、メッキを掛け直すという作業が必要です

非常に手間が掛かりますので高価になりますし時間も必要ですし、そんなメッキ業者と取引が出来る方も限られるでしょう
velocraftの実店舗「CWS吉祥寺」にお持込頂けましたら仲介することは可能です

そこでステンレス製にすれば表面処理が必要ないので、ヤスリやメタルポリッシュを使って、ピカピカに磨き上げることは誰にでも容易(時間はそれなりに掛かりますが)
勿論、ステンレスとクロームメッキは表面の輝き方が違うので、完璧という訳ではありませんが、許容範囲という方が多いと思います

また、スチールの場合ボルト表面(頭部分)はメッキをしてもメッキ自体に微細な穴がある為、長時間の使用でどうしてもサビが出てしまいますがステンレスではほぼサビが出ることはありません
但しスチールでも上質で厚いメッキを掛けることで、かなりサビを防止することは可能です

しかし、ステンレス=錆びない(錆びにくい)は必ずしも正解ではありません
上述でも「ボルト表面(頭部分)」と書いたのはその為です
ステンレスはスチールを接触している箇所は錆びます
スチールに上質なメッキ処理をした方が錆びにくくなります

殆どのトラディショナルツーリング車はスチール製のフレームですが、同じ鉄でもスチールとステンレスは異素材です
その為、電位差が生まれ鉄がイオン化しやすくなります
イオン化した鉄イオンは水や酸素と結合し酸化鉄になります
酸化鉄=錆ですね!

単純に金属同士が接触する場合には同素材の方が電位差が無くサビ難くなります
※自動車業界ではよく言われていますが、自転車業界だとあまり重視されていませんね

以上のことから、錆難く見ための輝き方も優れた「スチールボルト+上質で厚いクロームメッキ」が最良のボルトだということになります
しかし、そこに入手性とコストパフォーマンスという要素を取り入れるとステンレスの方が良いのでは?というのが大槻の考えです

但し、ステンレスボルトとスチールを直接触れ合いさせたくは無いので、ステンレスボルトにグリスやスレッドコンパウンドを塗布することをお勧めします

なんか理科の授業みたいな内容になっちゃいましたが、とりあえず泥除け取付けにご活用ください!

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