ラグレスフレームの軽量化に

ラグレスフレームの軽量化に

スチールフレームの場合、基本的にラグ付きフレームかラグ無し(ラグレス)フレームのどちらかを選択する場合が殆どだと思います
勿論、ヘッドはラグレスにして、シート部だけラグ付きにすることも可能ではありますが、承ったことは経験ありません

ところで、ラグ付きとラグレスのフレームだとどちらが軽量でしょう?
パッと見ためはラグが付いている分ラグ付きの方が重そうにみえますよね
「ラグレス=軽量性重視」と思われているかたも多いと思いますが、実際はどうでしょうか?

フレームの作り方は本当に様々です
ラグ付きの場合でもガス抜き穴の大きさやパイプのカット位置、各部材の仕上げ方法等でも変化しますし、ラグレスならどれくらいロウ材を盛るかでも変化します
ラグ付きとラグレスどちらが軽いのか検証してみましょう

前提として・・・
1・同じパイプで同じ長さのノーマルサイズ(ヘッドチューブ長は150mm)
2・ラグ付きはロンシェン100+LB01を使用
3・ラグレスはエンマラグレスBBシェル・ロンシェンLA01シートクランプ使用
4・ヘッドチューブはラグ付きΦ31.8mm ラグレスはΦ33.0mm
5・ラグレスはラグ付きよりも29gロウ材を多く使用する
6・その他の部材は全て同じ物を使用する
7・パイプのガス穴等の加工は同一にする(実際は同じはあり得ませんが)

以上で計算してみると・・・
同じ重さのフレームになります!

意外ではないですか?

ポイントは二つ
1・ラグレスの場合はヘッドチューブを厚めのΦ33.0mmを使用している
2・ロウ材29g増は結構多めに持ったフィレット仕上げ的な盛り方

つまりヘッドチューブの重さが大きく、ラグ分の重量差を無くしてしまいます
150mm長の場合にΦ31.8mm(厚み1.0mm)は114gで、Φ33.0mm(厚み1.6mm)だと181gで重量差が67gにもなります

ヘッドチューブはフレームパイプの中で最も強い力を受け止める必要がある箇所ですので、厚みが必要です
その為、ラグ付きではΦ31.8mmで足りたのがラグレスだとΦ33.0mmが必要になる訳です

しかし、ヘッドチューブに強い負荷がかかるのはヘッドパーツが入る上下端だけですので、全体を太くする必要はありません

そこで、ラグレスフレームのヘッドチューブをΦ31.8mmにして上下端に補強を入れることで、強度を出す「Φ31.8mmヘッドチューブ用ハカマ」をご用意致しました

ヘッドチューブにこんな感じでロウ接して頂ければOK
これで、ラグレスフレームでもΦ31.8mmのヘッドチューブを使用して製作が可能です

リングは上下2個セットで10gしかありませんので、最初に計算したフレームなら、57g軽量に製作することが可能です

ラグレスフレーム制作時の軽量化に是非お役立てください

新着情報カテゴリの最新記事