最近はロードバイクやMTBでは当たり前、クロスバイクも半数以上
ツーリングバイクでも採用率が増えている油圧式のディスクブレーキ
少ない力でシッカリ制動力を発揮して、安全で速く走れるブレーキシステムですが、意外なトラブルに巻き込まれる可能性があるので、チョットご紹介
従来のリム制動のブレーキはブレーキシューが目視で確認出来ますし、ブレーキシューが擦り減ればレバーストロークが緩くなるので、直感的に擦り減りが解りやすいのですが、油圧式のディスクブレーキはブレーキパッドの擦り減りはホイールを外して確認しないと目視出来ませんし、セルフクリアランス調整機構がついていますので、擦り減ってもブレーキストロークが変わりません
その為、気付かない内にパッドが擦り減り、完全にパッドが無くなっている方が結構いらっしゃいます

上写真をご覧ください
ブレーキパッドが完全に無くなりパッドを支える台部分が露出し、更に台部分もローターで削れてしまっています
硬い台部分でローターを擦っているので、ローター表面もザラザラになり大きなダメージがあります
もっと早い段階でパッドを交換していれば、パッド交換で済んだのに、これではローターも交換しなくてはなりません
上写真ではパッドとローター交換で済みましたが、更にこの状態で乗車していると、ブレーキ本体のピストンでローターを擦ることになり、ブレーキ本体も交換しなくてはなりません
そうすると、あっという間に数万円の費用が発生してしまいます
そうなる前に、ブレーキパッドをチェックしておきましょう!
ディスクブレーキのパッドはリムブレーキシューに比べて、かなり長持ちしますので、ついつい忘れがちになっている方も多いので、「たいして乗っていないから~」っと思っていても、ツーリストの方は峠を走ることも多いし、キャンプ道具等を積んで車重が重たい方も多いし、ダートを果敢に攻める方も多いし、ブルベ等のロングライドをする方も多い
ロードバイクやクロスバイクと比べると、遥かに悪条件・ハードユースで乗車している可能性が高いと思います
velocraftでも当店で10台以上ご購入頂いているベテランのお客様や、ツーリングバイク・フォールティング・e-BIKEと数多くのディスクブレーキ車をご購入頂いているお客様も、意外と「やっちゃった~~」という事例が相次いでいます
油圧式ディスクブレーキをご採用頂いている方は是非、チェックを怠らない様にお気を付けください