【大槻自腹】モダンツーリングバイク制作記vol.4

【大槻自腹】モダンツーリングバイク制作記vol.4

※ここから先の作業は個人・ショップでは行わないでください
 どうしても作業をしたい場合には、死亡・重大な後遺障害の可能性があることを充分に知った上で、個人の判断で行って頂くかフレームビルダー等にご相談ください

 弊店にご相談頂いても、製作は承っておりません

フレームの加工は一段落して、ステムの製作に移っていきます
今回はステムに直接ボトルケージやその他パーツを取付けたいと思っているので、自作する必要があります
勿論、ステムを自作しなくても市販のバンド等を併用すれば事は足りるのですが、フレームバッグもベルトを使わずにボルト固定にするのに、ハンドル周辺がバンド止めでは整合性が取れませんからね

まずは、部材の準備から始めて行きます
上写真は日工産業#410ブランクラグですが、そのシートラグはシートチューブ径Φ28.6mm、トップチューブ径はΦ25.4mm、角度は73°で製造されています
勿論、ブランクラグですから2本の短い筒がくっ付いている様な製品です

オーバーサイズコラムの場合、外径はシートチューブ径と同じですし、キレイに真っ直ぐ切られているので、上下の仕上げは不要
通常シートラグとして使用する場合には、シートクランプを別に用意しなくてはならないのが面倒ですが、ステム用として使用するなら逆に無くて便利です
ステム首の部分は適当な形状に削ってあげればOK

ラグの角度は73°で今回のフレームのヘッドアングルは72°ですので、1°上げのほぼ水平仕様となります
但し、フレームスタックが611mmとヘッドチューブが極端に長いフレームですので、もう少しハンドル位置は下げたいと思っています

日工産業のラグは精度が非常に高いので、パイプを差し込んだ時のガタ付きが非常に少ないので、ガタを利用して角度を変化させることは難しい
冷間(熱を加えずに常温で加工)で無理のない程度に角度を下げていきます

とりあえず、ラグ自身のセンターがズレない様にセンターラインをケガいておきます
その後、ラグの形状を整えて角度を調整していきます

次に準備するのは、突出し部のパイプとハンドルをクランプするパイプの2本です

ステムはフレームよりも、強い力が掛かるので、厚めパイプが必要です
大槻の私見ですが、クロモリ鋼を使用する場合には1.5mm厚程度は必要だと思っています

ステム突出し部は外径25.4mmですから、コラムの薄肉部が使用出来ます
今回はタンゲアヘッド用コラムの切れ端が手持ちにあったので、それを使います
このパイプは販売時長が500mmもあるので、端材がイッパイ取れます
コラム製作だけでは勿体無いですからね

ハンドルクランプ部もタンゲから、内径Φ31.8mm・外径Φ34.9mm・厚み1.55mmのパイプが販売されています
コチラはハンドル抑えだけですので、40mm程しか使わないのに、販売時長が650mmもあります
ステム1個作るだけでは余りまくりますが、内径が一般的なΦ31.8mmなので、様々な補強材の製作にも使用可能です

パイプを金ノコでカットすると、どうしてもキレイな直角が出しにくいので、旋盤を使用して完全な直角を出しながらカットします

旋盤にパイプをセットして、パイプを回転させながらカットしていきます
パイプに段差がありますが、気にしないでください
手持ちの端材を使用しているので、他のパーツを製作した時の残りが付いているだけで、段差の部分は切り落としています

以上で、ステムの全景が見えてきました
この次にはラグを加工して、パイプの長さ出し、ザグリをして、ステム製作用の治具にセットして、ハンドルクランプ部と突出し部をTIG溶接で仮付けと続いていきます

続きはまた後日・・・

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