こんな旅自転車作りました(鶴岡レーシング ライトグレー 700x40C グラベルバイク)

こんな旅自転車作りました(鶴岡レーシング ライトグレー 700x40C グラベルバイク)

お客様のご注文で、鶴岡レーシング製グラベルバイクを製作致しました

近年普及してきたグラベルバイクは、グラインデューロに代表されるレーシーなダートバイクとバイクパッキング等の荷物を積んでアドベンチャーライドなダートバイクの2種類に分類されつつありますが、今回はvelocraftとしては珍しく前者のレーシータイプ

普段は全く気にしない重量も10kgを切る様にフレームもパーツアッセンブルも厳選し、荷物を付ける為のダボ穴なども極力廃してシンプルに(泥除け用ダボのみ念の為装備しています)

パイプ類は、いつものツーリングバイクとは違い、軽量&高剛性を狙いタンゲパイプを中心に揃えています
ダウンチューブは迫力のΦ38.1mmの極薄パイプを使用し、トップチューブ&シートチューブもオーバーサイズ化、シートステーもΦ19mmを使用しています

軽量で柔らかいフレームを作るのは難しいですが、軽量車は高剛性化の相性が良く、結果的にレーシーなフレームが仕上がります

フロントフォークは、塗装しているので解り難いですが、日本未入荷のイギリスのenigmabikesのカーボンフォークを採用
高剛性化の為のテーパードヘッドパーツ・適切なフォークオフセットとフォークレングス・タイヤクリアランス・泥除けダボ付きと必要な寸法とスペックを持ったフォークを探し出した上での選択となりました

日本に正規輸入代理店はありませんので、故障時等のリスクは伴いますが、お客様の判断で採用となりました

コンポーネントは最新のカンパニョーロ製グラベルコンポーネント・エカル
フロントシングルでリア13段ギアなので、ワイドできめ細やかなギアセッティングが出来ますし、軽量化にも充分貢献してくれています

専用のチェーン切りが必要だったり、ブレーキフルードも専用品だったり、シフトの調整が凄くシビアだったりとハードルの高さはありますが、ライディングにおいてはとても優れていると思います
個人的な意見ですが、ライダーに優しくメカニックに厳しいコンポーネント(汗)

当然スルーアクスルを使用していますが、大きくなりがちなリアエンド(ドロップアウト)はなるべく目立ち難い様に小さくしてもらいました
大槻も色々と考えたのですが、どれも決定打に乏しかったので、ココに関しては鶴岡レーシングのビルダーである岡崎氏に一任してしまいました

とてもコンパクトに纏めてくれて助かりましたm(_ _)m

極太パイプとテーパードフォークを支える為には、当然ヘッドチューブの大口径化も必須です
今回はHT44サイズとして、ヘッドパーツの上側はゼロスタックに、下側は1・1/2用のタンゲヘッドパーツを使用しました

フロントシングルのエカルですから、ブレーキが左後のオーナー様なので、右側からブレーキホースを内蔵し、左側からシフトワイヤーを通すことで、ヘッドチューブとワイヤーが接触せず、塗装が剥げにくいワイヤールーティンとしました

左側からシフトワイヤーを通すとダウンチューブ下でインナーワイヤーを右側に移動させていくので、ダウンチューブとインナーワイヤーが干渉する可能性があるのですが、ハイスタックのワイヤーリードを採用することで問題を解消しています

高剛性化の為にBBは大口径のT47サイズを採用しました
内径Φ46mmのプレスフィット用のBBシェルにネジピッチ1.0mmでネジを立てれば製作出来るのですが、今回はアメリカのパラゴンマシンワークス製のBBシェルを採用しています

シートステーは多くのメーカーがS字ベントのステーを使用してタイヤクリアランスを稼ぐ事が多いですが、シンプルなカラーリングと合わせてあえて1ベントのみのシンプルな形状にしています
ストレートに近いシートステーですとタイヤクリアランスが稼げないとお考えの方も多いのですが、上写真の様にタイヤサイズ40Cでも充分なクリアランスを確保することが可能です

今回はフォークが既製品でしたので、タイヤクリアランスとブリッジ下寸法はフォークに合わせて製作されています

ピレリのチューブレスレディタイヤを無理なく飲み込んでくれています

最近は、こんなモダンな自転車のオーダーが増えてきています
トラディショナルなスタイルもモダンなスタイルもどちらも魅力的ですね!

【参考価格】フレーム単体 ¥335,500-(10%税込) 完成車約80万円(10%税込)

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