こんな旅自転車作りました(TOEIスタンダード ビーズオレンジ 650x35B パスハンター)

こんな旅自転車作りました(TOEIスタンダード ビーズオレンジ 650x35B パスハンター)

現行パーツをなるべく使用して、トラディショナルなパスハンターを目指して作成された1台です

現在ではパスハンターと言うと、非常にあいまいな表現になっており「峠越えをする為の自転車」という解釈からスポルティーフ的なツーリングバイクをパスハンターと言ったり、veloorangeのアドベンチャーバイクフレームにもパスハンターという名前があったりと、イマイチ解釈のバラツキがありますね

今も君臨する伝説のマウンテンバイクショップ「モンキー」の今泉氏が「ツーリングバイクとマウンテンバイクの日本の原点は同じ」と仰っていましたが、元祖オフロードバイクがパスハンターだと「大槻は」思っています

1960年代は自転車で峠越えと言えば未舗装路が中心でしたし(大槻は1970年代生まれですが)自転車で乗車して越えられない箇所は押し歩きや担ぎでパスするしかありません

その為軽量性が求められましたし、不安定な未舗装路ではフラットハンドルが主流(アプローチを考えてドロップも有りだと思います)

その他、粘土質の高い泥が詰まり難くする為に泥除けを付けず、タイヤクリアランスはなるべく広く取る、急坂用にローギアを1:1以下に設定する、荷物は自転車に付けず背負う、路面を荒らさない為にも極端なブロックパターンのタイヤは使用しない(シクロクロス用のタイヤを使う方も多かったと思いますが)等が定番の考え方だと思います

最も有名でベンチマークのなるのが、アルプス・クライマーですよね
そんな1台を目指して製作しました

お客様のコダワリで、唯一のビンテージパーツであるマファックのセンタープルブレーキ
通常のクリアランスなら1サイズ小さいレーサーでも使用可能ですが、泥づまり性を考えて大きめのライドを採用しています
タイヤとフレームのクリアランスがガバガバですね(笑) それが良いのです

ハンドルバーは、現在のマウンテンバイクでは考えられない程の狭さですが、当時の標準品ニットウB201にレバーはダイアコンペのBMX用、サムシフターはシマノのWレバーをハンドルバーに取り付けています

ギアはフロントがTAの42-26Tでリアがシマノの8段11-28Tを採用して1:1を僅かに下回るセッティングに、ホイールはグランボアのハブにブレーキ性能と強度を考えてSUNXCDの650B タイヤはミシュランのワールドツアー650x35B、ディレイラ―は近年定番のマイクロシフトでシマノのインデックスシフトレバーとの相性もバッチリ

トラディショナルなパスハンターとして、担ぎを加えたツーリングが楽しくなる様な1台になったと思います

オーナー様、どうぞ良い旅を・・・

【参考価格】約40万円(お持込品のブレーキを除く)

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