割入れタイプのスルーアクスル用エンド

割入れタイプのスルーアクスル用エンド

ディスクブレーキ用のエンドは最近スルーアクスルタイプが一般化しました
その中でもシマノが提唱するサイズである「M12x1.5」が圧倒的多数だと思います

このサイズはシャフト直径が12mmでシャフトを固定するネジ部が1.5mmピッチとなっています

今まではエンドにパイプを差し込むソケットタイプか、エンドとパイプを直接溶接するタイプのどちらかでした
スルーアクスル自体が伝統的ではありませんが、少しでもシルエットをトラディショナルにしたい場合は、どうしてもゴツメの印象になってしまいます

上写真は以前鶴岡レーシングさんに製作してもらったフレームですが、なるべくシンプルに眼立ち難くとお願いしてこんな感じに仕上げてもらいました
パイプとエンドを直接溶接するタイプですね
小振りに仕上がっており満足ですが、どうしても立体的な印象になってしまいます

画像が荒くてスミマセン
以前のハンドメイドバイシクルショーで展示されていた東叡社・山田代表の自転車
プレートタイプの一般的なエンド(たしかリッチーエンドだったと思います)を1点もので改造してスルーアクスルにしたもの
やはり平面的なプレートタイプの方が小さくスマートなシルエットになりますね
しかし、1点ものの改造ですから、それなりの価格になってしまいますし、自身での作業は難しくなってしまいます

そこで、エンマバイシクルワークスさんがオリジナルのスルーアクスル用のリアエンドを発売しました

ロストワックス等の鋳造での製作は最低ロットが莫大になってしまうので、レーザーカット等の機械工作で製作されています
その為、左右のエンド部とフラットマウントの台座部、右側のシャフトを固定するナット部の4つのパーツから成り立っています
フラットマウントの台座は別体で固定されていませんが、右側のナット部分はスポット溶接に3か所仮止めした状態になっています

その為、フレーム製作事には必ずエンドとナットの周辺をロウ付けなどで本付けをおこなってください
大槻としては、スポットで仮付けされているよりもバラバラの状態での販売でも良かったのでは?とも思いますが、エンマさんの優しさだと思います

また、エンドの内側は完全にフラットな状態ですので、そのまま製作してもシャフトを入れる前にリアハブが安定した位置に収まりません
そのままでもトラブルになることは考えにくいですが、ハブの形に合わせて上写真の黄色部分にストッパー替わりに薄い鉄板を貼り付ける等の工夫をして頂けるとより使いやすいフレームが作れると思います
この辺はフレームを製作する側に委ねられているということですね

非常にシンプルで必要最低限の箇所はシッカリと押さえている部材ですので、フレーム制作者の個性が発揮できると思います

如何でしょうか?ディスクブレーキ仕様のツーリングバイクやスッキリとしたグラベルバイク等の製作に適したエンドだと思います

少量生産品ですので、在庫ある内に是非お試しください

新着情報カテゴリの最新記事