マスプロ車への本所泥除け取付け

マスプロ車への本所泥除け取付け

上写真はMASIのグラベルバイク「カタリナ」
スチールフレームに700x35Cタイヤ、ボトルケージダボが計5か所、ドロップハンドルにSRAM・APEX1コンポで10万円台前半の価格帯、実店舗CWS吉祥寺では絶大な人気を誇っています

他メーカー同様に近年の自転車不足で、半年ぶりに数台入荷した1台をお客様のご注文で、本所工研のH47を取付けました

TOEI等のオーダー車は、オーダー時に泥除けの有無やサイズを指定してフレームを製作するので、手間は掛かりますが泥除け自体の取付けはさほど難しくありませんし、頭を使うことも殆ど無いのですが、泥除けを綺麗に取り付けることを前提としていないマスプロ車はそうはいきません
毎回毎回どうやって取り付けるのかに頭を悩まします

一応泥除け取付けの作業料はオーダー車であってもマスプロ車でも同一金額にしているのですが、今後は少し差を付けさせて頂くかもしれません
※2021年7月現在 最も簡単な取付け方法で工賃¥8,800-(10%税込)

マスプロ車は泥除け用のカクシネジを装備していることはほぼありませんので、上写真のハト金具を使って取り付けることが多くなります

基本は長い方がフロント用で短い方がリア用ですが、どちらも肩下(ブリッジ下)寸法が20mmの場合に丁度良い寸法になっております

しかし、マスプロ車がこの数値で製作されていることは皆無に近く、フロントとリアでバラバラになっていますので、どのハト金具が丁度良いかを毎回検証する必要があります

例えば、フォークの肩下とタイヤまでのクリアランスが30mmだった場合にはフロント用ハト金具をクラウン前方に取り付ける、15mmだったらリア用を後側に付ける、っといった感じです

今回のMASIは25mm程でしたので、リア用のハト金具をクラウン前方に取付けて丁度良い感じに仕上がりました
但し、フロントキャリアを装備しないので、正面から自転車を見た時にハト金具が目立ってしまい、あまり恰好良いとは言い難いと思います

それなら、クラウンダルマにすれば良いかもしれませんが、残念ながらダルマネジの寸法が短くて、横から見た時に泥除けとタイヤの間の隙間が大きくなってしまい、これも恰好良くありません

リア側はフロント用を付けていますが、実はクリアランス的にはリア用を付けた方が良い寸法でした
クリアランスが良くなる様にわざわざハト金具の取付け部をヤスリで削って位置を合わせています

何故フロント用を採用したかというと、分割金具を取り付けて分割加工を行う為です

分割金具は穴が3か所あり、内1か所は分割した泥除けを取付けるM5ナットで残り2か所はどちらかをシートステーブリッジに取り付ける様になっています

このシートステーブリッジに取り付ける穴2か所とフロント用ハト金具の固定ボルトの間隔が同じ
リア用は小さめサイズなので、位置は合いません
※ハト金具はロットによりサイズがマチマチなので、必ず同じという訳ではありません

ハト金具と分割金具を連結させる為に、フロント用を使用しました

但し、ハト金具の取付けボルトはM3ですが、それでは分割金具の固定には心もとないので、M4ボルトが入る様にハト金具を加工して取り付けています

こんな感じで分割金具が固定出来ました
この方法はカンチブレーキかディスクブレーキなら可能ですが、センタープルブレーキやサイドプルブレーキでは出来ませんので(分割ボルトとブレーキが干渉する)ご注意ください

また、シートステーの台座はM5ネジが切られていましたので、(Φ6mm貫通穴の場合は異なります)フレームへの固定にはサイドプルブレーキシュー用のボルトを使用しています
このボルトは根本部分が6mm径があり、ネジ部分はM5になっていますので、ハト金具のセンターが出しやすくなります

この様に自転車に合わせて、取付け方に合わせて、様々な取付け方法を考えて作業していきますが、ハト金具を中心に考えていくと意外とどうにかなる場合が多いですね
肩下(ブリッジ下)とタイヤのクリアランスが15mm以上空いていると取付けの可能性は高いと思います

以上ご参考まで・・・

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