TOEIスタンダードフレームについて vol.1

TOEIスタンダードフレームについて vol.1

velocraftで最も販売台数の多いツーリングバイクと言えば、TOEIスタンダード

東叡社のセミオーダー(スタンダード)フレームで、他社と比べても価格面・仕上げ面で圧倒しており、オーダーメイドの世界を一部の愛好家だけでなく、広く訴求し続けています

TOEIフレームと言えば「納期がとにかく長い」という印象を持つ方も多いですが、最近は随分と短くなり1年~1年半程度でご案内しています

それでも自転車の納期としてはかなりの時間ですが、一時期は2年半以上も掛かっている時もありました

TOEIスタンダードフレームのランドナー(ツーリズム)が1台入荷して来ましたので、現在店頭に在庫している他のフレームと合わせて「TOEIスタンダード」のオーダー方法や出来る事出来ない事について、ご紹介していきます

今回入荷のフレームはこんな感じ

☆☆☆スペック☆☆☆

フレームサイズ:550mm(C-T)
タイヤサイズ:グランボア 650x36B
ブレーキ:シマノ BR-CT-91カンチブレーキ
エンド幅:100x130mm
カラー:パールグリーン(DIC380)

使用パイプ:カイセイ022
ラグ:無(ラグレス)
ブレーキワイヤー処理:内蔵(右上→左上)
シートピラー径:Φ26.8mm
ボトル台座:シート&ダウン 2か所
ダイナモ台座:無
ポンプペグ:無
チェーンフック:有
チェーンプロテクター:ゴム帯
シートステー形状:巻きステー
ワイヤーリード:BB下回しパイプ
Wレバー台座:カンパ台座
リアブレーキアウター受け:松葉型

っとなっております

キャリアも合わせて製作していますが、フレームのご紹介の中でご説明していきますし、ご紹介が終わりましたら当サイトでご購入出来る様にします


 

まずは、フレームパイプから順番にご紹介していきます

スタンダードフレームのオーダーシートには「カイセイ022」と記載されており、選択することは出来ない様になっています

しかし仕上がってくるフレームを見ますと、全てカイセイ022とは限らない様です

その時に入手が容易なパイプであること、車種やサイズとパイプに整合性が取れているかで決まっていきます

例えば・・・
フレームサイズが小さいスポルティーフはカイセイ019で組まれてくることがあります
大きなフレームサイズのランドナーはシートステーのみ024で組まれてくることがあります

適材適所、東叡社の長年のデータから導き出された最良と思われるパイプセッティングにしてくれています
勿論殆どの場合はカイセイ022なのですが、他社製パイプも含めて「お任せ」セッティングとお考え頂いて良いかと思います

それでも、オーナー様によっては「ランドナーだけど019にしたい」「スポルティーフだけど重く丈夫に作りたい」と一般的なイメージと少し違うフレームを製作したい場合もあると思いますので、その際には「019 022 024」の3種からお選び頂けます
カイセイの8630や他社のパイプを指定することは出来ません

但し、基本的には前3角のみで、ステー類やフォークは基本的には選択出来ません(シートチューブもシートピラー径の都合で選べない場合も多い)

ツーリングバイクの場合にはシートステーには多くの部材取付け(ブレーキ台座やダイナモ等)がありますので、019では弱すぎるということと、600mmを超える場合は長さがかなり長くなる為にΦ16mmの024をすることが殆どです

フォークブレードは全種共通となりますが、ロードバイクの場合にはフォークブレードは太めのΦ24mmOVALを使用します

以上のことから、フレームパイプの選択は「お任せ」もしくは「019 022 024の中からナントナク指定」という解釈が宜しいかと思います

次はラグ付きにするのかラグレスにするのか

ラグの形状は基本1種類のイタリアンカットですフレームの設計が不自由になるという理由からラグレスを選ぶこともオーダーフレームにはありますが、スタンダードフレームは寸法もある程度決められていますので、単純にどちらを選ぶのかは費用(プラス28,080-(8%税込))と見ための好き嫌いで選びます

ラグ付きの場合はヘッドチューブ径Φ31.8mmでラグレスの場合には強度確保の為にΦ33mmのヘッドチューブを使います

ラグレスでΦ31.8mmパイプを使用することは出来ません

ラグレスはキレイにヤスリ掛けされた通称「フィレット」では無く、多少粗い仕上げとなります
但し元が上手な東叡社ですから、例え「フィレット」では無くても充分にキレイな仕上げとなっていると思っています

メタリックや半透明系の塗装色の薄いカラーですと、ラグレスのロウ付けの粗さが目立ちますので、少しでも綺麗に見せたい場合には今回のグリーンの様に濃い目の色の方が良いかもしれません

強度面では、ラグ付きラグレスはほぼ関係ありませんので、見ための好き嫌いでお選びください

少し長くなってきましたので、続きは次回・・・


 

上写真の白いフレームを真横から取った写真で、上ラグの下の方に丸いポチッとした跡が確認出来ると思います

恐らく、ゴミが付いた上から塗装してしまった為に凸上に出っ張ってしまったものだと思います

TOEIに限りませんが、この様なゴミの混入・色ムラは残念ながらどうしても起きてしまう様です

目立たない場所でしたら気にならないですし、今回の場所も気付かないかもしれません(UP写真ですので、直ぐに解りますが)

この様な塗装の問題、フレーム寸法のズレは「ハンドメイド」であるが故に常に付きまといますので、オーダーをされる場合には充分にご理解頂いた上でご発注ください

勿論velocraftでも「これはマズイ」と感じた時には作り替えや再塗装をお願いすることもありますが、今回程度の場合は「仕方が無い」と諦めています(※実はパールホワイトの当フレームも一度塗り直しています)
お客様にとってはご納得頂けないかもしれませんが「ハンドメイド」の限界もお知り置き頂けると助かります

大手量販メーカー(マスプロ車)の方が品質管理は徹底されており、この様なケースは非常に少なくなりますので「ハンドメイドフレーム=全てにおいて最高」ではありません

良くご依頼を頂く「金線引き」も線が曲がっていたり、太さが一定では無いのが当たり前ですが、「それも味」と考えて頂けると幸いです

言い訳がましいのは重々承知ですが、皆様是非お知り置きください

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