TOEIスタンダードフレームについて vol.4

TOEIスタンダードフレームについて vol.4

リアブレーキのアウター受けは基本「松葉型」と呼ばれる形状となりますが、「無」を選択することも可能です

ブレーキワイヤーを内蔵式にするとカップ部分に割りは入らず、割入りアウターカップ(外装)にすると割入りのカップになります

これは内蔵式にした場合、輪行時を含めてワイヤーを外すことが無いので割りは必要ありませんし、割入りアウターカップ(外装)の場合にはアーチワイヤーを外してリアブレーキワイヤーを全て外して輪行することを想定している為です

何も言わなければ「整合性を持って」東叡社が選らんでくれますが、あえて内蔵式だけど、割入りアウター受けにしたいという場合やその逆の場合は指定をすれば、割入り・割無しを選択可能です

シートステーのフタは上写真の様に2本巻きと呼ばれる形状となり、ロードレーサー(集合ステー)では無いツーリング車では全てこの方式となります

また、シートピラーはラグレスの場合にはΦ26.8mmとなります

ラグ付きの場合にはΦ27.2mmかΦ26.8mmを選択することが可能です
ラグレスでΦ27.2mmでも製作はしてくれますが、かなりシートチューブが薄くなるので、ラグでの補強が無いのでお勧めは致しません

また旧パーツではハイテン鋼用にΦ26.4mm等のシートピラーが多かったですが、現在東叡社ではパイプの入手が難しい・リーマーを用意していない等の理由からお受けしていませんので、ご注意ください

ブレーキの選択では必ず銘柄の指定が必要です

カンチブレーキだからといっても全てが同じサイズではありません センタープルでも同様です
フルオーダーの場合にはリムとの整合性を見る為にリムも合わせて指定することが多いですが、スタンダードフレームではそこまでの精度は求めていません

「○○社の●●ブレーキ」まででOKです
但し、東叡社で作り慣れていないブレーキや新製品のブレーキですと、現物合わせになる場合が多いので、ブレーキ本体を渡して製作して貰うことも多いです
ロードレーサーの場合には、特別な場合を除きショートサイズのサイドプルブレーキで規格が統一されていますから、細かな銘柄を指定する必要はありません

スタンダードフレームではカンチブレーキ(Vブレーキ)・センタープルブレーキ(センタシャフトor直付け)・サイドプルブレーキのいずれかのブレーキシステムのみ受けていますので、ディスクブレーキはお受け出来ません

ブレーキの銘柄でキャリアの寸法や取り付け方法が変わることも多いので、自転車完成後ブレーキ本体を別銘柄に変更したいという場合には取り付けが出来ない事が多いので、こちらも注意が必要です
例えば同じダイアコンペのDC980GC999のカンチブレーキでも、製作するキャリアの形状・寸法は大きく異なります(実際には工夫次第で、それなりに換装することは可能ですが)

このブレーキの指定は、キレイに自転車を製作するうえで非常に重要ですし、後からの互換性も考慮に入れてブレーキを選ぶことが必要です

カンチブレーキなら、カンチ台座とカンチブレーキ取付ボルトが接触して固定するタイプなのか(DC980・グランボアMrコントロール・シマノBR-CT91)カンチ台座とカンチブレーキ取付ボルトが接触しないタイプなのか(GC999・シマノBR-CX50・ポールネオレトロ)が大事なポイントです

センタープルでは、カンチブレーキよりも更にシビアになります
例えば、ダイアコンペのGC450でも現行のGC450なのか、現行のGC450にキャリアを共締めするのか、旧GC450なのか、GC450Bなのか、等で全て台座位置と台座形状が変わってきます

ちなみにロイヤルノートンでは、センタープルブレーキの場合には銘柄の指定は必要ですが、カンチブレーキの場合はキャリアを同時に製作する場合以外には指定はしません
よく「ビルダーによるフレームの精度が~~」という話しが出ることがありますが、このブレーキ周辺も当然含みます
ロイヤルノートンは細かな指定をしない分納期やコストを優先していますので、「良い悪い」では無く、ビルダーによる拘りの違いだと思います

隙の無いシルエットを追求するには、時間もコストも掛かるのは当たり前ですが、細かなルックスを犠牲にして時間とコストを下げるのは間違いでは無いでしょう

しつこいですが、ブレーキの選択はフレームを製作する上で特に重要なんです
ブレーキ自身の制動力という選び方もありますし、ルックスで選ぶこともありますが、整合性を持たせることが最も重量だと思います
是非お知り置きください

次回につづきます・・・

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