TOEIスタンダードについて vol.6

TOEIスタンダードについて vol.6

続いては、スタンダードフレームのジオメトリーについて

基本はオーダーシートにある様にシートチューブ長をC-T(BB中心からシートチューブ上端まで)の長さを10mm単位で指定するだけ・・・の様に見えますが、実は殆どの寸法をオーダーすることが可能です

シートチューブ長(C-T 10mm単位)
トップチューブ長(C-C 5mm単位)
シートアングル(0.5°単位)
ヘッドアングル(0.5°単位)
リアセンター(5mm単位)
BB下がり(5mm単位)
フォークブレード長さ(肩下寸法1mm単位)
ブリッジ下寸法(1mm単位)
フォークオフセット量(5mm単位)

このあたりが一般的でしょうか

その他にも、スローピングフレームにすることも可能ですが、ラグ等の都合から2°前上げが限界
※超大雑把に言うと1°の前上げでヘッドチューブ長が1cm長くなります

タイヤサイズは26HE以上でなければスタンダードではお受け出来ませんし、ダイアモンド形状のみの指定ですから出来ることは限られます

ツーリング車の場合には泥除けを付けることが前提ですから、フロントセンター長が重要になります
シューズ(トークリップ)の先端が泥除けステー(ダルマネジ)に干渉してしまうと、コーナーリング時にヘタにペダルを回してしまうとぶつかって引っ掛かって危険ですからね

ある程度ですが、タイヤサイズで最低必要なフロントセンター長は決まってきます

650x42B=600mm
650x38A=600mm
650x38B=595mm
650x35A=595mm
650x32B=590mm
700x25C=600mm
700x28C=605mm
700x32C=610mm
700x35C=620mm

脚のサイズにもよりますが、26cm位のシューズで拇指球近くで踏む方でしたら、おおよそ上記位のフロントセンター長が必要です

大槻もフレームを設計する時には、まずBBの地上高を決めて、フロントセンター長を決めるところからスタートしています(その為には使用するタイヤサイズ等のパーツ類は先に決めておく必要があります)

なので、フレームサイズが小さい方は、トップチューブを長く出来ませんし、ヘッドアングルやフォークオフセットもトレイルの関係上そんなに伸ばせませんから、どうしてもフロントセンターは短めになってしまいます

そんなサイズで大きな700Cの車輪では適正なフロントセンター長は取れませんから、必然的にホイールサイズを小さくしてあげる必要があります

つまり、フレームサイズを決める為にはツーリングバイクの場合にはパーツ類をある程度決めてからで無いとフレーム設計に取り掛かれないのです

店頭でもお客様にお願いするのですが、パーツを先に決めてからフレームを考えてください

また、あまり無いとは思いますがパイプはカイセイを使用していますので、カイセイパイプの寸法に合わせてあげることも重要です

シートチューブ長は620mmが限界
リアセンターは450mmが限界
タイヤサイズは700x35C(38C)が限界
ヘッドチューブ長は75mm以上は必要

このあたりでしょうか

パイプは予め決められた長さで納品されるので、それ以上に長いサイズは作れません
レイノルズには長さ700mmのシートチューブがあるので、極論710mm位までのフレームサイズが製作可能ですが、どんな身長の方でしょう(笑)
その場合にはフルオーダーでの注文が必要になります(620mm以上のフレームサイズの製作例はvelocraftには有りません(汗))

詳しいジオメトリーの話しは置いていて、スタンダードでもある程度自由にジオメトリーを決めて頂くことが可能です

勿論、決めきれない箇所が多いと思いますので、velocraftでお手伝いされて頂いていますし、必要ならCADで図面にしてお客様にビジュアルで解りやすい様にお伝えしています

オーダーメイド車は「実在しない商品を注文しなければならない」ので、どうしても不安やリスクがありますが、それを少しでも緩和させられたらと思って、日々ご注文を承っております

続きます・・・

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