velocraft x 鶴岡レーシング ツーリングフレーム その1

velocraft x 鶴岡レーシング ツーリングフレーム その1

velocraftでは今まで数多くのハンドメイドフレームをユーザー様へお届けしてきました
その数は数百台にはなると思います

そこでのノウハウとユーザー様のご希望を振り返ってみると、傾向が表れてきました

1・フレームの乗り味を左右するフレーム素材の選択をされる方が殆どいらっしゃらない
ラグの形状やラグ付き・ラグレス等の見ために関わるところはご指示を頂くことが多いのですが「こんな乗り味にしたい」というご要望はあまりありません
パイプの選択でも「レイノルズ531を使用したい」「カイセイ8630を使用したい」と、ご指示を頂くことはあるのですが、そのほとんどが「憧れのパイプだから」「乗ったことないから試してみたい」という理由からの選択
普段はユーザーの使用目的や車載量・体重身長等から大槻が最適と思われる素材をご提案し、そのほとんどが「お任せする」と言ったお答えになります

2・ホリゾンタルフレーム&ラグ付きが好み
スローピングフレームには、フレーム剛性とハンドルポジションを合わせる為に有用な場合も多いですし、ラグレスの自由度の高さも魅力なのですが、velocraftでの受注はラグ付きホリゾンタルフレームが圧倒的に多くなります
見ための好みはオーダーメイドフレームにとって非常に重要なファクターだと思いますので、トラディショナルなシルエットが圧倒的多数を占めています

3・オーダーする理由の最も多いのが「合うサイズがマスプロに無い」
トラディショナルなランドナーが欲しいけど「身長が高くてサイズが無い」という理由から、オーダーメイドにせざるを得ない方が多くいらっしゃいます
大槻も身長180cmオーバーですが、ピッタリサイズのフレームは市販されていません

4・長期キャンピング仕様の方は殆どいらっしゃらない
オーダーメイドであっても、使用目的は意外と皆様似ています「日帰り輪行サイクリング」「週末1泊ツーリング」「日常使い」「ひょっとすると1週間位のツーリングをするかも?」ほぼ全ての方がコレに当てはまります
仕事をしている忙しい大人の方が多いので、そんなに長期でお休みを取る訳にもいかないでしょうから、現実的な使用目的だと思います
逆に長期ツーリングをされる方は若い20代の方が多く、「自転車代よりも旅費に廻したい」という理由からエンペラー等のマスプロ車になる場合が殆どです

5・特殊なスケルトンになることが殆ど無い
オーダーメイドというと「自分の体にピッタリ合った自転車」ということで、細かな寸法が1台1台違う様に思っていらっしゃる方が多いのですが、実際に計測すると殆どの方は身長(股下)から割り出した寸法から逸脱することは少なく、フレームサイズ以外の寸法を大きく変化させることは殆どありません

6・オーダーメイドが敷居が高いと考えているユーザーが多い
オーダーメイドと言っても、ユーザーが100%仕様を決める必要はありません
予算・使うカバン・色の3点だけをご指示頂ければ、自転車は作れます
高品位なランドナーが欲しいけど「オーダーメイドは気後れする」「下手なことを言うと怒られそう」と考えているが多いですし「オーダーメイドは面倒くさい」と思っている方もいらっしゃいます

7・どう頼んだらよいか解らない
敷居の高さと同じ様ですが、高品位なランドナーはオーダーメイド以外には無いのが今の現状ですが、ロードバイクからの乗り換えなど「これから」ツーリングバイクという方は、使い方も使うカバンも好みも解りません
「オーダーメイドなら何でも出来ますよ」とは良い言いますが、「何でも」の意味が解らない方も多くいらっしゃいます

この様なことから、ひとつのvelocraftからの回答を出したいと考えました

それが今回ご紹介するフレームなのですが、まずは開発経緯を

オーダーメイドでは無い高品位なランドナーフレームの必要性を感じていました
コダワリ派の方はオーダーメイドで良いし、コスト重視の方は(サイズの問題さえなえれば)マスプロランドナーで充分な性能を発揮します
高品位である為には見ための美しさには拘りたいですし、サイズの種類も豊富にしたい、サイズによってそれぞれ最適な乗り味にしたい、使用目的もマスプロほど幅を持たせるのでは無く、フロントバッグ&サドルバッグの車載量でまとめたい

販売予定価格はフレーム&フォークで20万円前後と考えました
20万円と言えばTOEIのスタンダードフレームが買えますし、ロイヤルノートンのフルオーダーが買える金額です
スタンダードフレームよりも良く走り、ロイヤルノートンよりも美しいフレームを目指したので、この位の金額設定としています

そして、最も重要なのが塗装です
オーダーメイドフレームの場合、最も多い不良・返品理由が「塗装」によるもの
「色がイメージと違う」「色ムラがある」「色が指定と違う」「ゴミが入っている」等々の理由が意外と多くあります

美しい仕上げで塗装管理がシッカリしている2点が重要なポイント

大量生産出来る程velocraftの販売量は多くありませんし、品質を保つことも出来ません
やはり、国内のフレームビルダーに依頼する必要があります
オーダーを頂いてから生産する「受注生産」の方式を取る為でもあります

そこで、今回お願いしたのが「鶴岡レーシング
今までも、ロードバイクフレームを作って貰っていますし、塗装も自社で行い多くの塗装を依頼してきましたので、そのクオリティは間違いありません
特に塗装では他社よりも高額なのですが、とても良い仕上がり

そして、埼玉県ふじみ野市に工房があるので、行き来もしやすく、ビルダーやぺインターとも情報共有や意思の疎通が取りやすいという理由もあります

長くなってきましたので、続きは次回・・・
フレームの寸法や素材・部材についてご紹介します

 

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