3回目からは、泥除けの取付けに突入していきます!
まず、今回の使用タイヤは、グランボア・650x32Aですので、タイヤ幅は32~33mm程
大槻が推奨しているのが、タイヤ幅は泥除け幅の70~75%程度とすることなので、お勧め泥除け幅は45mm程度
っということは、H40やH31・H29が丁度良い事になります
41mm幅のH30でも取付け可能ですが、見た目的にランドナーとしてはチョット細いかな?っと個人的に思います
そこで、今回選んだのが、マビック型の呼称でお馴染みのH29
極個人的には、軽快ランドナーには最適な組み合わせだと思っています(単純に恰好良い!!)
晩年のアルプスでも、この組み合わせが多かったですよね
単純に恰好の理由もあるのですが、このタイプの泥除けの取付け方法は新旧ブログでも雑誌でも、ご紹介してこなかったから
H29の様に「飾り」「スタンプ」と呼ばれる端部に加工が施されたモデルは、他モデルと取付けの順番が違い、チョット難易度が上がる為避けてきました
では、順番にご紹介していきます
まず、いつもの様にホイールから20mm程の隙間を開けつつクリアランスをチェックします
上写真の様に泥除けのカーブが緩く、端部の隙間が大きくなっています
泥除けを少しづつ変形させて、カーブを合わせていきます
いつも通りに少しづつ慎重に
大体カーブが合ってきました
ちなみに、カーブを付け過ぎて、泥除けのアールがキツクなり過ぎるのは、若干であれば問題ありません
カーブをキツクするのは大変ですが、緩くするのは簡単に作業が出来る為
若干曲がり過ぎ位の方が作業性は良いかもしれません
前後どちらかから組み始めるかは自由ですが、今回は後側からにします
理由はありませんが、普通は組みにくい方から組んでいきます
その方が集中力が切れませんからね
次はいつもなら、フレームのシートステーに取り付ける位置を測定するのですが、今回は違います
まずは、後端部の折り返しをカットしてキレイに整えます
泥除けの長さ調整は飾りの無い泥除けなら後端部を短くして合わせますが、今回は、後端部を切り落としてしまうと折角の飾りが無くなってしまうので、チェーンステー側で長さ調整をする為
飾りが映える様に、折り返しを切り落として左右に少しカドがある様なデザインにしています
飾りの無い泥除けの場合には上写真の様に滑らかな曲線を描く様にしています
勿論、どちらが正しくどちらが間違いという訳では無いのですが、なんとなく大槻ルールとしてこんな感じにしています
特に指示が無かったり展示用組立てですと、H29だけ形状を変えていますが、オーダー車の場合にはオーナー様のご指示に合わせることが殆ど
写真の様に古物のレフォールっぽくカットすることもありますので、ルールはありません
※写真は本物のレフォールでデフォルトの状態です
今回はとりあえずこれまで
次回につづきます・・・