velocraft x 鶴岡レーシング ツーリングフレーム 組立て編 vol.8

velocraft x 鶴岡レーシング ツーリングフレーム 組立て編 vol.8

組立て解説の8回目はチェーンを通していきます

作業方法はシマノの説明書をご覧ください・・・で終わってしまうのですがポイントをいくつか

まず、パーツ類は全て取り付けてありますのでチェーン取付け開始までに、押さえておくポイントは4つ

1・・・フロントディレーラの位置を確認します アウターチェーンリングとフロントディレーラの外側の羽が平行に付いているか、外側の羽とアウターチェーンリングの隙間が適正かどうかをチェックします

特に上下の隙間はシマノの説明書では「1~3mmの隙間」とされていますが、かなり範囲が広いですよね
「1mmが良いの?2.5mmが良いの?2mmが良いの?」っと混乱してしまいます

FDとアウターの隙間が狭いとインナーからアウターに変速させる際に「チェーンが詰まる」現象が起きやすくなり、変速中に引っ掛かる様な抵抗が一瞬生まれます
脚で漕いでいる時はパワーで踏み切るので気付かないかもしれませんが、手で回している時には一瞬クランクが止まる様な感じがします

逆にFDとアウターの隙間が広いとチェーンが外れやすくなるのは、なんとなくお分かり頂けると思います

使用するパーツの種類や個体差で、チェーン詰まりを感じずに外れない高さにする様に心がけています
一般的には1.5mm位だと思います

「フロントディレーラとアウターチェーンリングの間にギリギリ1円玉が通る様にする」なんて説明をよくしています

2・・・取付け位置が決まったら、チェーンを通す時はインナチェーンリングに引っ掛けることが多いので、アジャストボルトを調整し、FDとチェーンが干渉しない「くらい」の位置にセットしておきます

3・・・リアディレーラのトップ側アジャストボルトを調整して、テンションプーリーがトップギアの若干外側になる様にします

チェーンを掛けた時に脱落してフレームを傷つけたりしない様にある程度、チェーンを張る前に調整を済ませてしまいます

4・・・同様にローギア位置も調整しておきます

変速調整をしている時にディレーラとスポークが干渉するのを今の段階で防いでおく為
手でディレーラを内側に押し込み、テンションプーリーとローギアの中心が一直線に以上内側に入らない様に、ロー側アジャストボルトを回しておきます

以上の作業を終えてから、シマノの説明書通りにチェーンの長さを決めて専用アンプルピンで固定します

近年ではアンプルピンの変わりにクイックリンクやミッシングリンクと呼ばれるリンクピンでチェーンを繋ぐ方法もありますが、基本はアンプルピンで繋いでいます

ご注文品でご指示があれば、それに合わせています
なぜリンクピンで留めないのかは、単純に費用が嵩むという理由だけ

リンクピンの方が今後の着脱もしやすく掃除やトラブル時でもメリットは大きいと思っています
稀に「リンクピンは切れやすい」と仰る方もいらっしゃいますが、全くそんなことはありません

ちなみに大槻が普段使用しているチェーンツールは東京サンエス オリジナルの「グランジ チェーンカッター」
グランジと言うと「コストパフォーマンスは良いけど、突出性能は無い」とお思いの方が多いかもしれませんが、個人的には非常に使いやすくて、長年愛用しています
勿論シマノ製やカンパニョーロ製などの、純正品やパークツールの高級品も持っていますが、使用しているのはもっぱらグランジ

工具の使い勝手は価格ではありませんね!(メーカーでは純正工具の使用を推奨しています)

チェーンを取付けたら、最後にリア泥除けのエンド側ダルマとチェーンのクリアランスを確認します

今回は最初から想定してフレーム製作&パーツ組付けを行っていますので問題ありませんが、ダルマのボルトが長すぎたり、ナットが厚すぎたりで、チェーンと干渉してしまう可能性があります

その場合には適時対応する必要がありますが、作業内容は千差万別の現物合わせとなります

さてさて、これでハンドル周辺とワイヤー類以外パーツの取付けは終了しました
予想通り、作業は年を跨いでしまいます・・・

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