JBTへの道(?)その3

JBTへの道(?)その3

フォークの話しの予定でしたが、良い写真が無かったので、フレームパイプのお話しです

継手のラグが出来たら、寸法を合わせてパイプをカットしていきます
パイプは局面に合わせるので、金ノコ等で真っ直ぐに切れば良い訳では無くザグリと呼ばれる、相手のパイプ直径と角度に合わせてカーブを描いてカットする必要があります

フレーム設計を元にパイプとパイプの接合角度と長さを計算してあげる必要があるのですが、最近はPC上で簡単に計算することが出来ます

大槻は通常BIKECADというソフトを使用していますが、500カナダドル(約4万円)もするのでユーザーが使用するのはチョット高価(無料お試し版もあります)

そこでオススメなのがrattleCAD

rattlecadスクリーンショット

※上画像は今回のフレームではありません

フリーソフトで誰でもフル機能の自転車フレーム用CADが無料で使用出来ます(rattleCADでは寄付を募っています)

フレームのジオメトリーやパイプの太さ、取り付けるパーツをビジュアルとしてイメージ出来ますし、フレーム製作に必要な治具セッティング等の位置も割り出せますので、夢見るオーダーフレームを描くも良し、製作するフレームの計算をするも良しの便利で楽しいソフト

rattleCADスクリーンショット

機能の中にTUBEMITERもあり、パイプをどの形にすれば良いかの画像が出ます
必要に合わせてプリントアウトして、線に合わせて紙をカットして、パイプに貼り付ければ、必要なザグリ形状が簡単に解りますので、後は金ノコやヤスリで整えてあげるだけでパイプの準備が完成します

但し、一本一本を手で仕上げるのは大変ですから、ある程度は覚悟してくださいね
専用の工作機械(主にフライス盤)と角度計付き専用治具があれば、一気にカットして最終調整だけをヤスリで仕上げることが出来ますので大幅な時短にはなりますが、ホビービルドでは敷居が高過ぎて現実的では無いかも

そんなソフトをフル活用してパイプをザグっていきますが、今回のJBT用フレームに使用するパイプはコンナ感じ

ヘッドチューブ 上部1インチ 下部1・1/8インチヘッドパーツ用自作テーパードヘッドチューブ
トップチューブ レイノルズ853 AX2000 Φ25.4 0.6-0.4-0.6
ダウンチューブ レイノルズ631 BX5050 Φ31.8 0.8-0.5-0.8
シートチューブ レイノルズ853 CX2210 Φ28.6 0.8-0.4-0.6(上下逆使いで薄い方がBB側に)
チェーンステー レイノルズ725 FX2500 Φ22.2 0.8-0.6
シートステー  レイノルズ725 GX2620 Φ14 0.6
フォークブレード左 レイノルズ631 EX5720 Φ24OVAL 1.1 TIP17
フォークブレード右 レイノルズ631 EX5707 Φ24OVAL 1.0-0.6 TIP13
コラム レイノルズ”R” HB128 Φ25.4 1.6-1.1

上記パイプを切って貼ってフレームを製作していきます
パイプの選択としては、ダウンチューブを太くて少し厚い(っと言ってもカイセイ019相当ですが)にしていますし、フォークも重ためです
軽量性も重視されるJBTでは不利なのは解っているのですが、大槻としてはどうしてもディスクブレーキの優位性を重視したくてこのパイプを選択しました

ちなみにダウンチューブの631は同じ厚みでΦ28.6は307g・Φ31.8は338gですので、Φ31.8にすることで31gの重量増となり、ラグ重量等も含めると約70~80gの重量増となりそうです

そして見ためはほぼ一般的なディスクブレーキランドナーにする予定ですが、ジオメトリーはロードバイクにかなり近づけてツーリングバイクらしいユッタリサイクリング的な発想は一切捨てていきます

例えば、フロントセンター長やリアセンター長は可能な限り短くしていきますし、BBハイトも「掛かりが良い」様に僅かに上にあげます

その辺のお話しはまた次回・・・か次々回・・・

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